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心の壊し方日記
¥1,980
全部、映画だったらよかったのにーー 兄の死とリボ払いの借金、母の認知症、夫の癌発症、自身の鬱とセルフ・ネグレクト、SNSでの大炎上と自殺未遂……気鋭の映画批評家である真魚八重子が自身の5年間の体験を苛烈に綴ったはじめてのエッセイ。 これは彼女だけの物語そしてわたしたちの人生にも共通する話――植本一子さん ーー 2018年のクリスマスの夜、黒猫を飼いはじめた真魚のもとに10歳違いの兄の訃報が届いた。8年ぶりに疎遠だった実家に戻るとそこはゴミ屋敷となっていた――。 目次 兄の死 兄の正体 母の問題 家 家計のトラブル 夫の手術 本棚 母の意固地さと次兄 骨董屋 お金の不安にとり憑かれる 介護施設の見学 施設への入居 遺言書 母の死 炎上 2021年2月 保護入院 ルマンド Twitterの退会 オコエ あとがき ページ数 200 著者プロフィール 真魚八重子(著) 愛知県生まれ。映写技師を経て映画ライター。「朝日新聞」、「週刊文春CINEMA!」、「夜リラタイム」、「ぴあ」等に執筆。著書に『映画系女子がゆく! 』(青弓社)、『映画なしでは生きられない』、『バッドエンドの誘惑 なぜ人は厭な映画を観たいと思うのか』(洋泉社)、『血とエロスはいとこ同士 エモーショナル・ムーヴィ宣言』(Pヴァイン)。その他共著多数。
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正直個性論
¥1,980
バブル経済崩壊、平成のゆとり教育、蔓延る自己責任論、SNS社会── 平成から令和にかけて膨らんだ「個性」の幻想を打ち砕く、POP思想家・水野しずの論考集第二弾! 「好きなことで生きていきたい」 「バイトしてる自分なんて自分じゃない」 「特別な人になりたい」 「個性」に振り回される人々に向けてよりマシな道を提示する。 生き方を揺さぶる、電撃哲学書! 目次 ●序文(今から常識では考えられないほど正直な個性の話をします) ●「個性」 「好きなことで生きていく」という脅迫 鬼滅の刃はなぜあんなにヒットしたのか ●個性=平凡 それでも個性がほしい! 共感という誤解 個性とうまさ ●正直 心の負債総額算出方法 「俺はいいけど、矢沢はどうかな?」現象 ●巻末 面白さの判断 ~心の隠蔽テクニックを分析してアプローチする、主体性回復マニュアル~ 個性ではないもの一覧表 「正直個性論」Q&Aコーナー ページ数 224 著者プロフィール 水野しず コンセプトクリエイター/イラストレーター/POP思想家 1988年、岐阜県多治見市生まれ。武蔵野美術大学造形学部映像学科中退。ミスiD2015グランプリ受賞後、イラストや文筆を中心に活動。noteで連載中のマガジン『おしゃべりダイダロス』は、誰も言ってくれないことを鋭く言い当てながらも、軽快に読める気さくな文体で評判に。近年は短歌でも独自の表現を追求し、私家版歌集『見て見ぬフリをされるのに失敗』『試着室から出てきた人みたいな雰囲気で生きる以外のやり方を私はまだ知らない』を発表。著書に『きんげんだもの』(幻冬舎)、『親切人間論』(講談社)。
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かわいいピンクの竜になる
¥2,090
ロリィタ、お姫様、妖精のドレス、少年装、幻獣のような髪、メイク…… 世界と人間に絶望した著者が、ロリィタと出会い「自分らしく装う」ことに目覚めて、本来の姿を取り戻すまで。 気鋭の歌人・小説家、川野芽生が「装いと解放」を綴る、初のエッセイ集。 目次 #1 少女は従わない #2 姫は番わない #3 人形は頷かない #4 少年は留まらない #5 ミューズはここにいない #6 魔女は終わらない #7 エルフは眠らない #8 妖精に身体はない #9 幻獣は滅びない #10 天使は汚れない #11 ドリュアスは眼に視えない おわりに ページ数 256 著者プロフィール 川野芽生 小説家・歌人・文学研究者。第29回歌壇賞受賞。第一歌集『Lilith』(書肆侃侃房、2020年)にて第65回現代歌人協会賞受賞。小説集に『無垢なる花たちのためのユートピア』(東京創元社、2022年)と『月面文字翻刻一例』(書肆侃侃房、2022年)、長編小説に『奇病庭園』(文藝春秋、2023年)がある。
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石としてある 第1号
¥1,650
「石としてある」は、意味も定義も説明も証明も求められず、ただそこにあるものとして観測される文章や表現が集まるための場所として、だれにでもひらかれた文芸誌です。 自分自身のあり方や立ち居振る舞いについて、説明を求められたり勝手に解釈されたりしやすい社会のなかで、他者からの一方的なまなざしやわかりやすいストーリーから遠く離れ、説明できなさ/定義できなさを主体的に祝福し、曖昧で流動的な瞬間を記録して積み重ねていくような、そんな場所を目指します。 エッセイ|dot./瀬川 貴音 愛という〈呪い〉を纏わせ生きること。 エッセイ|だいき 狼煙と火元 写真|おがわまき 私たち、なけれねばならぬものたち 小説|オカワダアキナ ポスト・プール エッセイ|ヤマザキやーゆ 地球沸騰化時代の到来、ことばの萌芽 漫画|とりにく 今日の生き方 エッセイと写真|るり あなた(たち)へ エッセイ|とりうみ 水の中で半ば目覚め、半ば眠っている エッセイ/小説|灰田 条/thur. きしとこどくの話 ページ数 90
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透明人間さよなら
¥1,320
"ゲイに生まれて嫌だなと思う瞬間は、自分が発した言葉で大切な人をこの世からいないことにしてしまう瞬間だ。あえて過激な言葉で表現すると、自分の恋人を自分の手で殺す瞬間だ。同棲しているのに一人暮らしだと嘘をつく時、彼のことをただの友達だと説明する時、僕はこれまでゲイとして生きてきて何回も恋人を殺したし、ゲイである自分自身を殺してきた。言葉で。自分を守るために発した言葉がブーメランみたいに返ってきて結果的に自分を傷つけるという何とも滑稽なループの中で生きてきたと思う。"(「はじめに」より) 社会的マイノリティについて書かれた本をメインに扱う新刊書店「本屋メガホン」が2023年1月に刊行したZINE『透明人間さよなら』の新装版。ゲイとして生きる本屋メガホン店主がこれまで感じてきた違和感や、「小さな声を大きく届ける」ことをコンセプトとする本屋を始めた経緯などについて書かれたZINEです。 「透明人間」のように、ないものとして扱ってきたゲイとしての自分自身やパートナーの存在を「自分の手で書くことによって取り返す」ことを試みた本書は、まずは店主自身の「小さな声を大きく届ける」ことで、本屋メガホンのコンセプトを体現するようなものになればという思いから制作されました。 ページ数 24 著者プロフィール 和田拓海(著) 1997年兵庫県生。2023年より本屋メガホンを主宰。社会的マイノリティについて書かれた本を取り扱い、自らもZINEを制作販売しながら「小さな声を大きく届ける」ことを目指す。
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抵抗のためのレシピ
¥2,300
ガザに暮らすAliaさんの、パレスチナ料理のレシピ本です。 レシピのほか、現在のガザでの生活の様子が、文章と鮮やかな写真を通して知ることができます。 レシピは実際に作ることができなくても、見ているだけで豊かな食文化が伝わってきます。 本書はチャリティ本で、売り上げはAliaさんへ寄付されます。 企画・発行:VOLVER 宍倉慈 レシピ・写真:Alia Milad 文章:宍倉慈 レシピ監修:宍倉慈
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神戸からパレスチナでのジェノサイドに抗う
¥1,000
神戸で、パレスチナでのジェノサイドに抗議するスタンディングデモを行う人々の抗議の声を集めたZINEです。 寄稿、インタビュー、初めてデモに参加しての感想、パレスチナの歴史や、パレスチナに関するキーワードなど情報満載です。 こちらの本は経費を除いたすべての金額がパレスチナに寄付されるチャリティー本です。
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怒りZIINE
¥1,100
政府内の差別発言、過剰な自主規制、社内のハラスメント、トーンポリシング、カスタマーハラスメント、無理解、人種差別等々に怒った人たちの文章です。 普通に生きて、働いているなかで、なぜこんなに怒りを覚えることが起きるのか。怒りが生まれる過程、その要因を知ることが、この社会の課題を考えるきっかけになればと思い、この冊子を制作しました。 目次 書店のセルフ検閲に抗議した話。 げじま 火傷が治らないまま 小沼理 新しいトンポリに気をつけろ 佐山聡子 私を繋ぎ止める錨 鄭優希 あのときのこと 渡辺愛知 怒り10年史 宮川真紀 ページ数 52
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コロナ禍日記
¥2,200
2020年春、新型コロナウイルスの流行により激変した私たちの日常。感染者・死亡者は日に日に増加し、経済活動は停滞、コミュニケーションも制限された。この未知なる状況の中で、人々はどんな生活を送り、何を思ったのか? 作家、漫画家、ミュージシャン、店舗経営者......日本および世界各地(韓国・京畿道、ベルリン、ボストン、ロンドン)で暮らす17人が、コロナ禍数ヶ月の日々を記録した日記アンソロジー。 韓国チプコク日記―コロナ禍と私の90日 木下美絵 防ぐために・反射しないために 香山哲 散木記 (抄) 円城塔 コロナ禍絵日記 ニコ・ ニコルソン 波士敦日乗 大和田俊之 コロナの時代の育児 谷崎由依 グッドモーニング、ベトナム日記 速水健朗 日日京都映画雑記2020春 田中誠一 UKロックダウン日記 楠本まき 営業自粛日記 西村彩 春の相槌 マヒトゥ・ザ・ピーポー コロナ下飯日記 王谷晶 余の過ごしたるコロナ禍の日日 福永信 もうこれでいいや日記 栗原裕一郎 床上げ 中岡祐介 個人的な四月 植本一子 『コロナ禍日記』編集日記 辻本力 ページ数 448
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元気のないおさむのにげにげ日記
¥1,700
「社会にはびこる不寛容、不正義、ままならなさ。それらをつぶさに反映し、生きる身体の記録」--少年アヤ推薦! 「精神障害」の「性的マイノリティ/クィア」に立ちはだかる日常の壁。トラウマ、パートナーとの関係、そして就労・社会保障……。ぐったり寝ながら、逃げながら、「生活」と「社会」改善をめざしてつづられた、真剣で、たまに笑える日々の記録。 性的マイノリティ・メンタルヘルスの問題から社会をみるコミックエッセイ&インタビュー 目次 まえがき 第1部 元気がない、生産性もない 第2部 精神障害と就労 第3部 寝たきりからの回復 あとがき ページ数 176 著者 元気のないおさむ 1995年九州生まれ。小学4年生で不登校になり、6年間を自室で過ごす。定時制高校に進学し、ゲイであることをカミングアウト。大学では教授からセクハラを受け、就職先ではパワハラを受けるというハラハラの人生。うつ病とパニック障害の治療中。
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A piece of cake #Feb-Mar 2024
¥880
わたしは中学生のときからほぼ毎日日記を書いているのですが、なんで日記を書くのだろうかと考えてみました。大人になるにつれて、頭の中で天使だけではなくて悪魔も現われてきます。どちらともうるさいし、そのせいで迷ったり傷つくこともある。でもわたしはできるだけ自身のなかにいる天使の声に耳を傾けたい。そのためにたくさんの声をかき分ける作業が日記を書くことなのだと思います。そしてその日記をzineにすることは、悪魔がいたことを忘れないためでもあります。この作品では悪魔も天使も「ええじゃないか~」と踊らせました:) 病に休職と、完璧ではないほころびだらけのいとおしい2ヶ月についてです。 ページ数 76
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生きるためのフェミニズム パンとバラと反資本主義
¥1,870
私たちはみな、資本主義という恒常的な災害の被災者である。 パン(金)も、バラ(尊厳)も、両方よこせ! 蔓延する新型ウィルス、パンデミック下で強行される五輪、そして顕在化する不平等や分断。私たちが直面している危機は、COVID-19 によるというよりは元来グローバル資本主義ないしネオリベラリズムという災厄によるものであるー 女性の活躍、ケア労働、路上生活、再開発、生活保護...あらゆる格差、貧困、分断の問題を最新のフェミニズムの視点から読み解き、国内外の事例から日常的で具体的な抵抗の方法を探る。気鋭の社会学者、初の単著。 目次 Ⅰ パンとバラのフェミニズム/私たちはみな、資本主義という恒常的な災害の被災者である パンとバラのストライキ―ローレンスの移民女性労働者たちのストライキ 「活」という名の妖怪―パンを食わせずバラ(のようなもの)を差し出すネオリベラリズム 魔女は禁欲しない―パンもバラもよこせ! パンデミックにおけるケアインカムの要求 Ⅱ 個人的なことは政治的なこと/路上、工場、周辺の場から 紙の味 現代の屑拾い 無菌化された労働力商品たちの夜 「声」をきくことの無理 Ⅲ ジェントリフィケーションと交差性/日常の抵抗運動 クレンジングされる街で 猫のように体をこすりつけろ 抵抗する庭 「開発」と家父長制 差別の交差性(インターセクショナリティ) 路上のホモソーシャル空間 夜を歩くために ページ数 192 著者プロフィール 堅田香緒里(著) 静岡県生まれ。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(社会福祉学)。現在、法政大学社会学部教員。専門は社会福祉学、福祉社会学、社会政策。主な論文・著書に、エノ・シュミット/山森亮/堅田香緒里/山口純『お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか?』(光文社新書、2018年)、「対貧困政策の新自由主義的再編:再生産領域における『自立支援』の諸相」(『経済社会とジェンダー』第2巻、2017年)、堅田香緒里/白崎朝子/野村史子/屋嘉比ふみ子『ベーシックインカムとジェンダー』(現代書館、2011年)など。
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あたらしい無職
¥1,540
「このまま何事もなく毎日が過ぎたら無職なんだなと思っていたのだが、何事もなく過ぎたので今日から無職だ。無職になるのは13カ月ぶり。人生設計について特に何も思い描いてこなかったのだけれど、それなりにはたらいているだろうとは思っていたので、この何も決まっていなさに途方に暮れている。」 会社とはなんなのだろう。41歳、未婚、女性、東京でひとり暮らし。不安もあるけど、好きな仕事で形を決めずに生きる。非正規雇用、正社員、アルバイト、無職を渡り歩いた、39歳から41歳の切実な日々の記録です。 目次 1章 39歳無職日記 2章 社員はつらいよ I 出張と旅の間 II 3章 41歳無職日記 ページ数 172 丹野 未雪(著) 1975年宮城県生まれ。編集者、ライター。ほとんど非正規雇用で出版業界を転々と渡り歩く。おもに文芸、音楽、社会の分野で、雑誌や書籍の編集、執筆、構成にたずさわる。双子座。
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若者の戦争と政治 20代50人に聞く実感、教育、アクション
¥1,870
「慰安婦」の文字が教科書から消され、戦争における加害の歴史を学ばなかった。 性教育がバッシングされ、激しいジェンダーバックラッシュが起こった。 生きづらさを自己責任で丸め込まれ、「ゆとり」や「さとり」と後ろ指をさされる。 第2次安倍政権下で義務教育期を過ごしたかれらは、当時の政治や教育にどう影響され、何を感じてきたのか。生まれ育った1994-2024年の政治、教育、文化、社会の動きを年表で振り返るとともに、若者たちの声を聞く1冊。 戦争を起こさないようにするのは誰か。問われなければいけないのは政治だ。(寄稿 武田砂鉄) ページ数 232
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スパイスとセーファースペース
¥770
スパイスを使ったチャイをみんなでつくって飲みながらセーファースペースについて考えるイベント「スパイスとセーファースペース」をまとめたzine。 本書の主な内容は、イベント後に行った座談会の内容をまとめたものです。新刊書店「本屋メガホン」を運営する和田、アーティスト・コレクティブ「ケルベロス・セオリー」のメンバーである山もと、デザインを担当する浦野のイベント企画者3人に加え、イベントに参加してくれた、東京都内のチェーン書店に勤める皆本夏樹さんと、東京都内で一箱本屋として活動する「Castellu」の店主の5名で、イベントを終えた感想やセーファースペースをめぐるそれぞれの実践、問題意識などについて話し合いました。
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あなたとケーキをシェアするためのいくつかの方法
¥1,650
SOLD OUT
「他者に性的/恋愛的な惹かれを感じない」アロマンティック/アセクシャル(Aro/Ace)で、あらゆる差別に反対するフェミニストで、ADHDで、ドラァグ・パフォーマーの「Moche Le Cendrillon」による初めてのZINE。間違った偏見を持たれたり、情報にアクセスしにくかったり、クィアコミュニティの中でも透明化されたりしやすいAro/Aceの、多様で複雑な経験について語り、書き残し、"あなた"とシェアするために制作されました。 発行:本屋メガホン 著者:Moche Le Cendrillon
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ニュー・ダイエット:食いしん坊の大冒険
¥2,640
●概略:ヴィーガン(菜食)食品メーカー「ウルトラランチ」代表、ドミンゴ氏による初のエッセイ集です。ダイエット diet = 日常の食卓という本来の意味に立ち戻って書かれたこの本には、レシピや痩せるノウハウではなく、「食べること」についての歴史と展望が描かれています。変化する世界のなか、私たちに新しい見通しを与えてくれる一冊です。 試し読みはこちら:https://bit.ly/3wIgIu6 目次 イントロダクション 第1章:人類の定義(人間はそこまで強い動物ではない/人類とはどんな生物なのか?/どうして私たちは人間(人類)になったのか?) 第2章:栄養満点!(恵まれ、危険に満ちたアフリカ/世界への旅!/世界の食文化から〜セックス、政治、社会運用まで) 第3章:過ぎたご馳走(栄養転換ステージ/タブー〜「犬は嫌。鯨はダメ。」/食はエンターテインメント。間違いない。) 第4章:美味しく楽しい問題解決(浮世絵に見える風景とは/お料理本に見える可能性/人間の可能性にBETする/「旧」先進国の倫理あるいは格好良さについて)/あとがきにかえて — ワッツ・ゴーイング・オン/参考文献
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無国籍ヴィーガン食堂「メウノータ」の 野菜がおいしい!ベジつまみ
¥1,650
ベジ・アンチョビオイル、豆乳リコッタ、ヴィーガンバター、野菜パテ…メウノータ流“もと”を覚えれば美味しいベジ料理がすぐ完成!
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卵・乳製品・白砂糖をつかわない やさしいヴィーガン焼き菓子
¥1,650
マフィンやスコーン、クッキー、タルトやパウンドケーキ..….植物性の材料だからこそかんたんに作れる、美味しい焼き菓子レシピ。 ページ数 80 著者プロフィール 今井 洋子(著) KII認定マクロビオティック・クッキングインストラクター。(株)サザビーで「アフタヌーン・ティールーム」の商品企画・開発を担当。現在、マクロビオティック料理教室「roof」主宰、「オーガニックベース」講師。
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選挙との対話
¥1,980
SOLD OUT
「あなたにとって選挙とは?」 「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、 それとも「行っても/行かなくても変わらないもの……?」 近年、国内外を問わず、選挙のあり方そのものが問われる事態が相次いで起こっている。こうした状況のなかで、選挙に関して「科学的に」わかっていることはなんなのか。またそれを知ることは、私たちの生活にどのように関係してくるのだろうか。 2009年以降、自民党の勝利が続く日本の国政選挙について、政治学やデータ分析の専門家たちはどのように見ているのか。国際的にみて女性の社会進出が遅れているといわれている日本の現状は? またそれを取り巻くメディアの状況は? そして、若い世代が感じている日本の選挙のリアルとは? 科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。 目次 まえがき 荻上チキ 第1章 なぜ自民党は強いのか?――政治に不満をもつのに与党に投票する有権者 飯田健 第2章 選挙制度は日本の政治にどう影響しているのか?――自民党一党優位の背景を説明する 菅原琢 第3章 なぜ野党は勝てないのか?――感情温度や政党間イメージについて 秦正樹 第4章 なぜ女性政治家は少ないのか?――政治とジェンダー、政治家のメディア表象について 田中東子 第5章 政治家にとって対話とは何か?――杉並区長・岸本聡子氏インタビュー 岸本聡子(聞き手:永井玲衣/荻上チキ) 第6章 私たちはどうやって投票先を決めているのか?――日本の有権者についてわかっていること、データからわかること 大村華子 第7章 わたしたちにとって選挙とは何か?――選挙をめぐる哲学対話 永井玲衣/荻上チキ あとがき 荻上チキ 出版社 青弓社 ページ数 180
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アイドルについて葛藤しながら考えてみた ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉
¥1,760
SOLD OUT
「恋愛禁止」と異性愛規範、「卒業」制度に表れるエイジズムなど、アイドルというジャンルは演者に抑圧を強いる構造的な問題を抱え続けている。アイドルの可能性と問題性について、手放しの肯定でも粗雑な否定でもなく、「葛藤しながら考える」ための試論集。 出版社 青弓社 ページ数 228 著者プロフィール 香月 孝史(編著) 1980年、東京都生まれ。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。ポピュラー文化を中心にライティング・批評を手がける。著書に『乃木坂46のドラマトゥルギー』『「アイドル」の読み方』(ともに青弓社)、共著に『社会学用語図鑑』(プレジデント社)など。 上岡 磨奈(編著) 1982年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程。専攻は文化社会学、カルチュラルスタディーズ。共著に『「趣味に生きる」の文化論』(ナカニシヤ出版)、論文に「アイドル音楽の実践と強制的異性愛」(「ポピュラー音楽研究」第25号)、「アイドル文化における「チェキ」」(「哲学」第147号)など。 中村 香住(編著) 1991年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部・同大学大学院社会学研究科非常勤講師。専攻はジェンダー・セクシュアリティの社会学。共著に『ガールズ・メディア・スタディーズ』『ふれる社会学』(ともに北樹出版)、『「百合映画」完全ガイド』(星海社)、『私たちの「戦う姫、働く少女」』(堀之内出版)、論文に「クワロマンティック宣言」(「現代思想」2021年9月号)、「「女が女を推す」ことを介してつながる女ヲタコミュニティ」(「ユリイカ」2020年9月号)、「フェミニズムを生活者の手に取り戻すために」(「新社会学研究」第2号)など。
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ジェンダーの考え方 権力とポジショナリティから考える入門書
¥2,640
SOLD OUT
ジェンダー平等の実現を目指すべきといわれる一方で、ジェンダーやフェミニズムは社会の頑迷な抵抗に遭いもする。その背景にどのような規範があり、権力作用がはたらいているのか。ジェンダーに関する差別や抑圧は、日常にどのように埋め込まれているのか。 本書では、規範や権力作用という視点を軸にして、ジェンダー/セックスや構築主義/本質主義などの基礎概念から、ジェンダー論の核心、ポジショナリティといった新たな概念、それらを個別の問題に当てはめて考えるのに必要な視点までを、豊富な具体例を用いて平易に説く。 また、「差別ではなく区別だ」「女性もほかの女性を差別することがある」「男も「男らしさの鎧」の重圧に耐えていて大変なのだ」などの、男性側が批判を封殺するのに用いるレトリックの欺瞞性や問題点も明らかにする。 女性に無力感を植え付ける男性の執拗な妨害などを「ジェンダーの権力作用」として捉えることで、ジェンダーの考え方に対する理解を促し、ジェンダー論を学ぶ「はじめの一歩」にとどまらず、二歩目、三歩目を力強く後押しする画期的な入門書。 目次 はじめに――ジェンダー論に向き合うこと 第1章 ジェンダーを考えること(1)――ジェンダー論の前提 第2章 ジェンダーを考えること(2)――ジェンダーのポリティクス 第3章 制度か心か――フェミニズムが問題にしてきたもの 第4章 差別/区別と自然化 第5章 男もつらいよ?――男たちの欺瞞のポリティクス 第6章 ジェンダーと社会的結合 第7章 ジェンダーと権力作用 おわりに――見る前に跳べ 出版社 青弓社 ページ数 200 著者プロフィール 池田 緑(著) 大妻女子大学社会情報学部准教授。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は社会学、ポジショナリティ論、ジェンダー論、コロニアリズム研究。著書に『ポジショナリティ――射程と社会学的系譜』(勁草書房)、編著に『日本社会とポジショナリティ――沖縄と日本との関係、多文化社会化、ジェンダーの領域からみえるもの』(明石書店)など。
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定刻に歌うハミングバード
¥1,100
十七時退勤社のメンバー全員が執筆者となり、退勤後何を考え、何をして過ごしているのかを記録したZINE。 目次 はじめに 平安時代と私 髪は伸びるが床屋では名前がない どもない 石畳に紙粉舞い落ちるとき 『「わざわざ系」の系譜ー多様化する本屋と、そこに注がれる眼差し』の「ウラ話」あるいは補足的「あとがき」 習い事と私 蛍リミックス 合点イン・ザ・パーク 恋愛を考える私 おわりに 発行所:橋本亮二、笠井瑠美子 著者:橋本亮二、笠井瑠美子、花本武、粕川ゆき、どむか
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うもれる日々
¥1,210
本を読むこと、文章を書くこと、日々を過ごす、生活の記録。 目次 文学フリマへの道のり 読書と酒 ブックス・ルーエで花本武さんと 九〇年代の頃 書きものへの反省文 夏の甲子園 花本兄ィとくぐつ草 知らないひとに出会う 二〇一九、諏訪の夏 東京で生きる デザインの力 言葉を届けるということ 岩田さんのこと 本を抱えてひとに会いに行く 『本を贈る』 はじめての執筆 『図書室』 文芸作品は三度手にしたい 『掃除婦のための手引き書』 どうしても買いたい場所 『夢も見ずに眠った。』 暗闇の中のひと筋の光 ページを開くこと 時間を超えて場をともにする 出版社の営業職であること おまけ 繁茂するデスク 発行所:十七時退勤社 著者:橋本亮二