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ジェンダーの考え方 権力とポジショナリティから考える入門書

¥2,640 税込

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ジェンダー平等の実現を目指すべきといわれる一方で、ジェンダーやフェミニズムは社会の頑迷な抵抗に遭いもする。その背景にどのような規範があり、権力作用がはたらいているのか。ジェンダーに関する差別や抑圧は、日常にどのように埋め込まれているのか。 本書では、規範や権力作用という視点を軸にして、ジェンダー/セックスや構築主義/本質主義などの基礎概念から、ジェンダー論の核心、ポジショナリティといった新たな概念、それらを個別の問題に当てはめて考えるのに必要な視点までを、豊富な具体例を用いて平易に説く。 また、「差別ではなく区別だ」「女性もほかの女性を差別することがある」「男も「男らしさの鎧」の重圧に耐えていて大変なのだ」などの、男性側が批判を封殺するのに用いるレトリックの欺瞞性や問題点も明らかにする。 女性に無力感を植え付ける男性の執拗な妨害などを「ジェンダーの権力作用」として捉えることで、ジェンダーの考え方に対する理解を促し、ジェンダー論を学ぶ「はじめの一歩」にとどまらず、二歩目、三歩目を力強く後押しする画期的な入門書。

目次
はじめに――ジェンダー論に向き合うこと
第1章 ジェンダーを考えること(1)――ジェンダー論の前提
第2章 ジェンダーを考えること(2)――ジェンダーのポリティクス
第3章 制度か心か――フェミニズムが問題にしてきたもの
第4章 差別/区別と自然化
第5章 男もつらいよ?――男たちの欺瞞のポリティクス
第6章 ジェンダーと社会的結合
第7章 ジェンダーと権力作用
おわりに――見る前に跳べ

出版社 青弓社
ページ数 200

著者プロフィール
池田 緑(著)
大妻女子大学社会情報学部准教授。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は社会学、ポジショナリティ論、ジェンダー論、コロニアリズム研究。著書に『ポジショナリティ――射程と社会学的系譜』(勁草書房)、編著に『日本社会とポジショナリティ――沖縄と日本との関係、多文化社会化、ジェンダーの領域からみえるもの』(明石書店)など。

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