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一昨日は男子、昨日は女子だった 今日はパンケーキとして生きる
『恋人不死身説』の著者、新境地をひらく第二歌集。
【収録歌より】
日向 今日わたしはよわい 猫を抱く力があればじゅうぶんなんだ
銀色のコーヒーミルに抱擁を映そうとして踏んだクッキー
友だちのアフロヘアーを通過するあいだ微風は複雑になる
生きながら水族館の薄闇でおでこをさすりあうのはいいね
コロッケを揚げながらする合唱に百年前のくしゃみが混じる
目次
春のあこがれ
抱擁と副葬品
電動パンダ
人間ですよ!
色とりどりのほっぺ
茶柱礼賛
スニーカーを売ったお金
ユニコーン落下
白目
春、前文
クジラ爆発
新しい友だち
腐乱文体
サマー、ゴリラ、永久歯
はしゃぐだれもが
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冬・倫理ん
あ行
流動遊戯
パンケーキとして生きる
出版社 書肆侃侃房
ページ数 112
判型 B6判並製
著者プロフィール
谷川電話(著)
1986年、愛知県生まれ。2014年、第60回角川短歌賞を受賞。2017年、第一歌集『恋人不死身説』(書肆侃侃房)を刊行。
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