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へんしん不要

¥1,540 税込

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注目のライター餅井アンナ、初の単著いよいよ発売!
心も体も防御力低め、四季折々の不調にやられ、落ち込みがちな日々をつづり、宛先のない手紙を書き続けた二年間。書くことで見つけた、あたらしい景色と生きる自信。不安な時代に向き合う姿勢に、希望を感じる1冊です。

ーこんにちは、調子はどうですか。挨拶代わりに「元気ですか」と聞かれると、ちょっと言葉に詰まってしまう。私はもうずっとそんな感じです。
だから、ここでは元気の有無は聞かないことにします。元気があってもなくても、調子が良くても悪くても、あなたがこのお便りを読んでくれていることが嬉しい。
今お便りを開いているそこは、どんな場所ですか? どこであっても、そこが居心地の良い場所であったらいいなと思います。(本文より)

目次
「元気?」と聞かれるとちょっと困る
就活を頑張るあの子は偉い、就活を頑張らなかった私も偉い
感情がでかすぎる
ただ粛々と生きるのがどうしてこんなに難しいのか
「おいしい」と思うことの恥ずかしさについて
仕事は一日二時間にしました
「元気に」よりも「うまく」暮らしたい
何にもできない、何でもできる
現実は自分ひとりの手に余る
きつい現実、つらい感情、しんどいSNSに倒れないために
この夜をどうにかやり過ごすだけの「大丈夫」を
ゲームの下手さは人生の下手さ
何度でも仕切り直せばいい
ちょっとだけ欲が出てきた
春とは周回遅れくらいの距離感でいたい
なんでもない日にホテルに泊まる
梅雨は自力では越せないから「せっかく」の波に乗る
静かな暮らしを求めて
「自分のことがどうでもよくなるムーブ」に押し流されない
いつか私も天竺に行けますか
つらいだけの秋じゃなかった
賽の河原で「調子」という名の石を積む
浅瀬に足をひたしてみる
自分ではない「誰か」になる力
追伸 自分の「庭」を持ち続けること

出版社 タバブックス
ページ数 152
判型 B6判変形並製

著者プロフィール
餅井アンナ(著)
1993年宮城県生まれ。ライター。食べること、性、ままならない生活についての文章を中心に書いています。連載に「妄想食堂」(wezzy)、自主制作冊子に『食に淫する』『明け方の空腹』など。『へんしん不要』が初の単著となる。

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